みんな大好き!人気の日本食トップ5

私たち日本人は料理に対して情熱的です。このことは、不景気中であっても外食をする人の多さや、食べ物関係のテレビ番組の数の多さに現れています。誰かに「北海道へ行く」と言えば、即座に「絶対海産物を食べていらっしゃい」言われますし、「大阪ではお好み焼きを食べないといけない」だとか、とにかくそんな具合です。

寿司は欧米で人気が高まっていますが、大半の日本食はまだ比較的馴染みの薄いものです。世界中の本格的な日本食レストランは、日本人観光客向けとなりがちで、価格もそれなり、つまり高めになっています。国内には、1ヶ月分の給料が飛ぶくらいの価格の料亭から、極めて安い食堂まで様々です。

刺身と寿司

刺身は生の魚の薄切りスライスやその他の魚介類などに、わさびと醤油が添えられています。一方寿司は、刺身の他に、調理された海産物・野菜・卵などが、握られた酢飯の上に供されます。海苔巻きは別のタイプの寿司で、詰め物がご飯に巻かれており、その外側を海苔で覆ったものです。招待客限定のレストランの特上寿司はとてつもない値段が付いており、お客様向けにその日シェフの一存で作るものが供されます。ただし、安くて楽しいファーストフード的な寿司も、もちろんあります。

寿司はスーパーや回転寿司レストランで安く食べられます。回転寿司では、お客さんがカウンターに座っていると、ベルトコンベヤーに乗った様々なお寿司が次々に回ってきて、自分の食べたいものを選んで食べるのです。回転寿司レストランは極めて機械化が進んでおり、2、3回以上同じ食べ物が回ってくることはありません。

丼物

この料理は、どんぶりに入ったご飯の上に調理した牛肉、鶏肉の卵とじ、海老の天ぷら、トンカツの卵とじなどがのっているものです。手頃な値段の「ランチセット」には、大抵味噌汁と漬物が付いてきます。

すき焼き

これは野菜と肉が大鍋の中で調理されたシチューのような料理で、火が通ったものから順に取り出して溶き卵にディップして食べます。大抵長ネギ、しいたけ、春菊などの野菜が使われます。醤油、砂糖、料理酒で味付けしたスープの中で材料が煮られ、豆腐やうどんなども加えられます。

焼肉

第二次世界大戦後、日本人は以前よりずっと多くの肉を食べるようになりました。そして1990年台前半に牛肉の値段が引き下げられたことで、焼肉レストランが全国的に急増していきました。

お好み焼き

立派な食事にもなるような材料を使った日本式パンケーキ、と言えるでしょう。小麦粉に野菜、肉、海産物などを合わせたものをグリル板の上で焼きます。お好み焼きはひっくり返して両面を焼きますが、その点はパンケーキにそっくりです。海苔と鰹節がトッピングとしてふりかけられ、特別ソースとマヨネーズをかけて食べます。バリエーションとして目玉焼きや焼きそばが加えられることもあります。